この記事について
本記事に広告・アフィリエイトリンクは含まれていません。料金は各霊園の公式サイトに掲載されているものです。特定の事業者をすすめるものではありません。
情報の確認日
2026年10月27日
料金や受付方法は変わることがあります。依頼する前に、必ず事業者に確認してください。
お骨を霊園に納めず、家に置いておきたい。全部ではなく、一部だけでも手元に残したい。そう考えたときの方法を、粉骨(お骨を粉にすること)、分骨(お骨を分けること)、骨壺の選び方に分けて整理しました。
納骨・散骨・自宅への埋葬などをふくめて、どの方法にするかをまだ決めていない場合は、先にペットの遺骨はどうする?納骨・手元供養・自宅埋葬・散骨と、決める前に確認することをご覧ください。
先に結論:家に置くのに、許可や届出はいらない
- ペットのお骨を家に置いておくことに、許可や届出は必要ありません。いつまでに納めなければいけない、という決まりもありません
- 人のお骨を分けるときに必要な証明書の決まりは、ペットには使われません
- 粉骨をすると、かさが減って小さな容器に入れやすくなります。公開されている料金は5,500円〜13,200円でした
- 骨壺は、2寸(直径約6cm)ほどの小さな物から用意されています
手元供養のかたち
手元供養には、大きく次のかたちがあります。
| かたち | 内容 | 向いている場合 |
|---|---|---|
| 骨壺ごと全部置く | 火葬のときに受け取った骨壺を、そのまま家に置く | まだ決めたくない、いったん保留にしたい |
| 一部だけ残す(分骨) | 小さな骨壺やカプセルに一部を移し、残りは霊園などに納める | そばにも置きたいし、きちんと納めたい |
| 粉にして小さくする(粉骨) | お骨を粉にして、かさを減らしてから小さな容器に入れる | 場所をとらずに全部を手元に置きたい、散骨も考えている |
どれか一つに決めなくてもかまいません。「いまは全部置いておき、何年かしてから一部を納める」という順番でも大丈夫です。
分骨(お骨を分ける)
人の分骨の決まりは、ペットには使われない
人のお骨を分けてほかの墓地に納めるときは、墓地埋葬法の施行規則(第5条)で、もとの墓地や火葬場の管理者が出す証明書が必要と決まっています。
しかし、政府は国会への答弁書で、動物には墓地埋葬法が適用されないと答えています。ペットのお骨を分けることに、この証明書の決まりはかかりません。法律の整理はペットの火葬・埋葬に関する法律にまとめています。
ただし、分けたお骨をペット霊園に納める場合、霊園ごとに受け付けの条件があります。納める前に霊園に確認してください。
分けるなら、火葬のときに頼むと楽
火葬のあとで自分で分けることもできますが、気持ちのうえでつらいと感じる人もいます。火葬の前であれば、事業者に「一部を小さな骨壺に分けてほしい」と伝えておく方法もあります。対応してもらえるかは、事業者に聞いてください。
なお、自治体に火葬を頼む場合は、お骨が返ってこない方法が多く、返ってくる場合も骨壺の大きさが決まっていることがあります。岡山市の市営斎場では、無料で用意される骨壺が直径約6cm・高さ約8cmで、大型犬は入らないことがあると案内されています。
粉骨(お骨を粉にする)
粉骨は、お骨を細かく砕いて粉にすることです。かさが減るので、小さな骨壺やカプセルに入れやすくなります。東京動物霊園は、粉骨すると容積が「3割程度」減ると案内しています。散骨をする場合は、多くの事業者が粉骨を前提にしています。
公開されている料金
| 霊園(所在地) | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| 城南ペット霊園(東京都品川区) | 小型犬・中型犬・猫・うさぎ・小動物 5,500円/大型犬・特大犬 8,800円 | ほかで火葬したお骨も受け付け。税込・税別の記載なし |
| 東京動物霊園(東京都北区) | この霊園で火葬したお骨 11,000円/ほかで火葬したお骨 13,200円(1体、税込) | 散骨(1体5,500円)には粉骨が必要 |
| ペット葬祭センター(新潟市) | 料金は火葬の料金表に掲載 | 火葬のオプション。郵送での受付・返却はしていない。火葬からしばらくたったお骨は、粉骨の前に乾燥させる処理が必要になることがある |
同じ粉骨でも、ほかで火葬したお骨は料金が上がるところや、郵送では受け付けないところがあります。火葬からしばらくたってから頼む場合は、受け付けてもらえるか、乾燥などの追加の作業がいるかを聞いておくと安心です。
粉骨は、元に戻せない
粉にしたお骨は、もとの形には戻りません。あとで霊園に納めたくなったとき、粉骨したお骨を受け付けるかどうかは霊園によります。迷っている場合は、全部ではなく一部だけ粉骨するか、しばらく骨壺のまま置いてから決める方法もあります。
骨壺・カプセルの選び方
大きさは「寸」で表される
骨壺の大きさは「2寸」「3寸」のように表されます。1寸は約3cmで、2寸なら直径約6cmです。
霊園では、小さな物から大きな物まで用意されています。公式サイトで料金を確認できた例です。
- ペット葬祭センター(新潟市):骨壺2寸 990円〜、布張り骨壺3寸 2,970円〜、遺骨カプセル 1,320円、遺骨ペンダント 3,850円、遺髪入れ 1,320円(税込)
体の大きさに合う骨壺の寸法は、事業者によって案内が違い、公式に目安を出しているところは少数でした。全部のお骨を入れたい場合は、火葬を頼む事業者に、何寸の骨壺に入るかを聞いてください。
身につけるかたち
遺骨ペンダントや遺骨カプセルは、ほんの少量のお骨や毛を入れて、持ち歩けるようにした物です。全部を手元に残すのではなく、「少しだけそばに」という場合の選択肢です。
家に置くときに考えておきたいこと
- 置く場所:家族が手を合わせやすい場所か、落ち着いて置ける場所か
- 家族の気持ち:そばにあると安心する人もいれば、見るとつらい人もいます。置く場所は家族で話して決めると安心です
- 将来のこと:引っ越しや、自分が世話をできなくなったときに、お骨をどうするか。最後は霊園の合祀に納める、と決めておく人もいます。霊園の費用はペット霊園・納骨の費用にまとめています
首輪や写真など、お骨以外の遺品の残し方はペットの遺品はどうする?にまとめています。
よくある質問
ずっと家に置いておいてもいいですか
いつまでに納めなければいけないという決まりはありません。ずっと手元に置いておく人もいます。
粉骨は自分でしてもいいですか
自分でしてはいけないという決まりは確認できませんでした。ただ、細かく砕くには道具も手間もかかり、気持ちのうえでもつらい作業になりやすいです。霊園などに頼む方法もあります。
ほかの事業者で火葬したお骨でも、粉骨してもらえますか
受け付けている霊園があります。ただし、料金が上がるところや、持ち込みに限るところがあります。
自治体で火葬して、お骨が戻らなかった場合は
手元供養はできませんが、写真や首輪などを残すことはできます。私も3匹ともお骨は戻っていませんが、写真と首輪は手元にあります。




